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ダイヤモンドの品質に関する4C:最も重要なCとは?

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Published April 19, 2016

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あなたが「最も重要なCは何か」という問いかけをしているなら、おそらくダイヤモンドの婚約指輪の購入に必要な手続きの最中である可能性が高いのではないでしょうか。
ダイヤモンドの品質となると、その答えはシンプルではあっても、わかりやすいとは限りません。

4Cにおいて最も重要なものはどれでしょうか?」それは、場合によるでしょう。 好みや予算、そして買う人とそのパートナーが最重要視する条件によって答えが変わります。 車や家、あるいは他の何かを購入する場合と同様に、ダイヤモンドを購入する際の選択肢はお持ちの予算によって左右されます。 目標は予算内で最も品質の高いダイヤモンドを手に入れることです。 ですがトレードオフが必要な場合もあります。 ご自分にとって最も重要な条件を決める際の第一歩は、好み、そして妥協できる点は何かを知っておくことです。 では、あなたはダイヤモンドに関して何を重要視しますか。

重量の異なる7つのダイヤモンド

ダイヤモンドはサイズによってどう違うでしょうか。この画像は様々なラウンドブリリアントカットダイヤモンドのカラット(ct)重量と平均直径を示している。 写真:GIA

ダイヤモンドのサイズは重要でしょうか?

ダイヤモンドのサイズはカラット重量で測定されます。 カラット重量の小さな差異が、サイズやダイヤモンドの全体的な品質によっては何百、何千ドルの価格の差異となる場合もあります。

サイズの外観が重要であれば、的確なダイヤモンドの形を選ぶことでサイズの錯覚を生み出すことができます。 ファンシーシェイプ、特に楕円や長方形、そしてマーキスのような細長い形はカラット重量よりも大きく見える傾向があります。 細いバンドとベゼルを用いた、あるいはヘイローセッティングされた婚約指輪もダイヤモンドのサイズを強調してくれます。

サイズのみが重要なのであれば、理論的には数ドルで5カラットのダイヤモンドを買うこともできるでしょう。 もちろん宝石の品質は望めません。 含有物が多すぎてダイヤモンドを透かして見ることができない上、色も茶色や灰色の場合があります。 光を通さないので、カットの質の良し悪しも関係ありません。 ダイヤモンド自体は確かに大きいでしょうが、ご友人、ご家族、そして婚約者の方にダイヤモンドとわかってもらうのはかなり難しいでしょう。

ですからカラット重量がすべてではないことを知っておかなくてはならないのです。 ダイヤモンドの品質は4C全ての組み合わせによって決定されます。

4つのDからZカラーのダイヤモンド

GIAカラースケールの両端を示すDカラーとZカラーのダイヤモンド間の色の違いは簡単にわかるかもしれない。 しかしHとNの色の違いはわかりにくいだろう。
写真:GIA

ダイヤモンドのカラーは重要でしょうか?

ダイヤモンドの色の微妙な違いがダイヤモンドの価値に大きな影響を与えることもあります。 同じクラリティ、重量、形、カットが施された2つのダイヤモンドであっても、カラーだけの違いで価値が異なることもあるのです。 ほんの少しの色味でもダイヤモンドへの支払額が大きく変わってしまう場合もあります。

GIAではダイヤモンドの無色度を、照明と観察条件の整えられた環境で、確立されたカラーグレードのマスターストーン一式と比較して決定します。 GIAのDからZのダイヤモンドカラーグレーディングスケール、つまりダイヤモンドカラーチャートは無色を表すDで始まり、ライトイエロー、ライトブラウンまたはライトグレーなどの色味が濃いZへと続きます。 GIAのカラースケール上にある23のカラーグレードは、さらに5つのサブカテゴリーに分かれており、それらはカラーレス(D-F)、ニアカラーレス(G-J)、フェイント(K-M)、ベリーライト(N-R)、ライト(S-Z)です。
グレードを示す各文字には、色の見え方に基づいて明確に定義された狭い範囲があてがわれています。

ダイヤモンドがより無色であるほど希少となることが、Dカラーのダイヤモンドが最も高価である理由です。
台にセットされて指にはめたり、耳につけてしまうとDとGカラーのダイヤモンドの区別はそう簡単にはできなくなるでしょう。

ダイヤモンドを購入する際には、さまざまなカラーグレードの石を見てみましょう。 購入したいと思えるカラーの範囲が案外広いことに驚かれるかもしれません。 わずかに色味のついたダイヤモンド(例えばJやKカラー)に好感の持てる暖かさを感じるかもしれません(実際にそういう方がいらっしゃいます)。

ダイヤモンドは細かい反射面によってできているため、色見は周囲の影響を強く受けることを覚えておきましょう。 それには自然光や蛍光灯、その時に身につけている衣服の色、またダイヤモンドが取り付けられている金属の色さえも含まれます。 プラチナのような白色の金属は、カラーグレードがHかそれ以上のダイヤモンドでは、石を強調させてくれます。 J、KあるいはLにおいては、金属が非常に強い白色(プラチナ)であれば、コントラストが目立ちはじめます。 よりカラーグレードが低く、わずかに黄味がかかったダイヤモンドであれば、イエローゴールドの台に取り付けると目立ちにくくなります。

6つのダイヤモンドカット

こちらのグループで、クラリティグレードが最も高いダイヤモンド、そして最も低いダイヤモンドがどれかわかるだろうか?10倍ルーペを使わず、遠目から見ると、ダイヤモンドの全体クラリティを見るのは難しいだろう。 答え:1.03ctのアッシャーカットのダイヤモンド(左から2つ目)のクラリティが最も高い(VVS2)。 1.01ctのマーキス型ダイヤモンド(右から2つ目)のクラリティが最も低い(SI1)。 写真:Robert Weldon/GIA

ダイヤモンドのクラリティは重要でしょうか?

フローレスダイヤモンドは非常に稀で、ジュエリー業界で一生働いても一度も見た事がない、ということもあり得ます。 ダイヤモンドクラリティスケールの反対の端は肉眼で容易に確認できるインクルージョンがあるダイヤモンドです。 これら両者の間にあるのが、10倍の拡大下でのみ確認されるインクルージョンを含むダイヤモンドです。 この中間の範囲の石が小売市場の大半を占めています。

宝石屋の使う10倍のルーペを持って他人のダイヤモンドを1日中検証したいと思いますか。誰もそうは思いません。

GIAクラリティスケール、すなわちダイヤモンドクラリティチャートには11のクラリティグレードがあります。フローレス(FL)、インターナリーフローレス(IF)、ベリーベリースライトリーインクルーデッド(VVS)が2分類、ベリースライトリーインクルーデッド(VS)が2分類、スライトリーインクルーデッド(SI)が2分類、インクルーデッド(I)が3分類です。 ダイヤモンドクラリティグレードはインクルージョンやブレミッシュのサイズ、数、位置、特徴、そして色やレリーフによって決定されます。

10倍の拡大で確認できるインクルージョンのないダイヤモンドは、クラリティスケールの端にある非常に稀なIFとグレード付けされ、最も高価です。 スケールを下げていくと、VS2あるいはSI1のダイヤモンドでも非常に細かいインクルージョンを見つけることはあまりないでしょう。 そして間近で検査でもしない限り、I1のダイヤモンドのインクルージョンに気づかない人もいることでしょう。

エメラルドカットのダイヤモンド

この1.27カラットのエメラルドカットのダイヤモンドはFカラーで、クラリティグレードはVVS2である。 写真:Robert Weldon/GIA 提供:Brian Davenport

クラリティグレードの異なるダイヤモンドを見てご自分の好みを絞りましょう。 表面に達する傷がある場所を見てください。 もしエメラルドカットダイヤモンドに決めているならば、予算が許す範囲で最もクラリティの高いものを検討するとよいでしょう。この伝統的なステップカットのファセットスタイルは、クラリティの低いダイヤモンドではインクルージョンをより目立たせてしまう傾向があるためです。

3つのラウンドダイヤモンド

これらのランドブリリアントカットダイヤモンドは、カットの質がいかに外観を左右するかを示している。 GIAカットグレード、(左から右へ):エクセレント、グッド、プア。 写真:Kevin Schumacher/GIA

ダイヤモンドのカットは重要でしょうか?

どのダイヤモンドの品質要素も、かならず誰かにとって重要なものです。 きらめきや「ダイヤモンド」の存在感を混み合った部屋の隅からでも伝えるかのような決して見間違うことのない色と光の発光を求めているなら、ダイヤモンドのカットの質が極めて重要になるでしょう。

このダイヤモンドの品質要素は、いかにダイヤモンドが精巧にカットされているかを示すものです。 ダイヤモンドのカットのグレードは一連のプロポーションセットとダイヤモンドの外観を示すもので、それら全てが重なりあってダイヤモンドにしか作ることのできない見事な光の反射を生み出すのです。

GIAは標準のラウンドブリリアントカットダイヤモンドのためのカットグレーディングシステムを、宝石商や皆さんのような消費者によって何千もの実際のダイヤモンドを観察した結果をもとに作成しました。 GIAのカットグレーディングスケールにはエクセレントからプアまでの5つのグレードがありますが、各グレードは幅を示していることに注意しなくてはなりません。 異なるフェースアップの外観をもつダイヤモンドが同じカットグレードになる場合もあります。 またカットグレードは多くの人がそれぞれの幅において最も好んだものによって設定されたために、表示されたカットグレードと貴方が好むダイヤモンドが異なる場合もあるかもしれません。

3つのラウンドダイヤモンド

照明はダイヤモンドの外観に劇的な影響を与える。 同じダイヤモンドが(左から右に)拡散された蛍光灯の光の下、白熱灯あるいはスポットライトの下、そしてスポットライトと拡散光の混合の下に置かれた様子。 写真: Eric Welch/GIA

どれがお好きか時間をかけて見てください。 カラーに関しては、ダイヤモンドの非常に反射の強い表面によって光がフェースアップの外観に影響を与えています。 3つの異なるタイプの光に照らされたダイヤモンドを見てください。

  1. 拡散光:多くの企業で使用されていて、頭上の光源は概して明るい光のスポットがない白色です。 このタイプの照明下ではカラーのフラッシュ(ファイアー)があまり見られませんが、ダイヤモンド内部の反射による光の明暗のパターン(シンチレーション)を容易に見ることができます。
  2. スポットライト:宝石店にてLED光源やユビキタスを取り入れるようになってより一般的になりつつあります。 拡散光下でみられた明暗のパターンを不明瞭にするファイアーが、多く見られます。 最も一般的な照明条件である直射日光は、スポットライトと同じであり、単一のスポット光源です。 思ったように「輝く」かを確かめるためにダイヤモンドを必ず屋外で見るようにしてください。
  3. スポット光と拡散光の混合:ダイヤモンドのパターンが、ファイアーが加わりながらも容易に見れるはずです。 この環境が全体的に最も満足いくものであることが多いです。

色とクラリティに関しては、他の全ての要素が同じであれば、カットグレードが高いほど、ダイヤモンドは高価になります。

ダイヤモンドリング

プラチナの婚約指輪にセットされた6.32ctのアッシャーカットのダイヤモンド。 提供: 1stdibs.com

全ての中で最も重要なダイヤモンドの品質要素

これまでのところで、自分はダイヤモンドのどの要素に重点を置きたいのかについて時間をかけて見てきましたが、もう一つ考慮すべき要素は清潔さです。 ダイヤモンドは光と周囲を反射する小さな鏡の集まりのようなものです。 ダイヤモンドが汚れていれば、色、クラリティ、カットの問題は意味がなくなってしまいます。 始めに見たときと同じきらめきを維持したいなら、ご自分のダイヤモンドを清潔に(油分や汚れのない状態)保つ必要があります。

 

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