ダイヤモンドのきらめきは婚約指輪には最も求められる条件のひとつかもしれません。 ダイヤモンドの息を飲むような光のショーは、この宝石を愛してしまう理由のひとつでしょう。 しかし、きらめきのあるダイヤモンドを見つけるには、少々知識が必要です。 では、はじめましょう!
この記事では、次の事項をカバーします。
ダイヤモンドがきらめく理由
きらめきのあるダイヤモンドを選ぶ方法
ダイヤモンドのきらめきを最大にする – 何がよくて、何が悪いのか
ダイヤモンドがきらめく理由
簡単な答え:光がダイヤモンドのカットと相互に作用するから。 カットのタイプや品質により、ダイヤモンドが周囲の光に対してどう反応するかが決まります。 ダイヤモンドのファセットの角度や相対的な長さ、また他のプロポーションが、光がダイヤモンドに当たった時の反応に劇的に影響を与えます。
詳しい回答:ダイヤモンドが光と相互作用する視覚的な効果全体のことを、皆さんはごく一般的に「きらめき(スパークル)」という言葉で表現すると思います。 しかし、ダイヤモンドの特徴的な光の動きについて深く学んだジェモロジストは、次のように詳しく語ります。
光がダイヤモンドに入射すると、光はダイヤモンドの中を進み、ファセットと呼ばれるダイヤモンドの内側の面に反射します。 その後、光が白色光としてダイヤモンドから出ると、これはブライトネスと呼ばれ、あるいは赤、橙、黄、緑、青、紫色の虹色のスペクトルカラーに分かれて出てくると、これはファイアーと呼ばれます。
自分、あるいはダイヤモンドが動くと、シンチレーションと呼ばれる効果が生じます。白とスペクトルカラーの光のフラッシュが変わるがわる見え、また明暗のコントラストがダイヤモンドの周りを移動していきます。 このコントラストはダイナミックで、いわゆる「きらめき(スパークル)」を生じさせます。
きらめきのあるダイヤモンドを選ぶ方法
ダイヤモンドのきらめきは石が光とどのように相互作用するかが肝心なため、ダイヤモンドを見ている環境、またダイヤモンドのカット品質が重要です。
1. ダイヤモンドを必ず4種類の異なる光源の下で検査するようにしましょう。 スポットライト(または複数の個別の光源)が、きらめきを作る要素をすべて見るために最良の方法です。 しかし、スポットライトの数が多すぎると、明る過ぎてギラギラとした輝きばかりになり、どのダイヤモンドも同じように良く見えてしまいます。
これを避けるためには、ダイヤモンドを大げさ過ぎないスポットライトがある環境で観察しましょう。 そして、ダイヤモンドを拡散照明の下で見てください。白い天井に蛍光灯の明かりが跳ね返ったくらいがちょうどよいです。 3つ目に、スポットライトと拡散照明を混合した照明環境でダイヤモンドを見てください。 そして、最後に、ダイヤモンドを自然光で見ることを忘れないでください。
光がどれほどダイヤモンドの見え方に影響するか詳しく学びましょう。
2. カッティングスタイルに注目してください。 ダイヤモンドにファセットが多いほど、光を跳ね返したり拡散させたりする反射面が多くなります。 57〜58個のファセットがあるラウンドブリリアントカットのダイヤモンドは、17〜18個のファセットがあるシングルカットダイヤモンドよりきらめきがあるように見えます。 ラウンドブリリアントダイヤモンドの婚約指輪を選ぶ方法を学びましょう。
ラウンド以外の形に決めている場合でも、ブリリアントファセットスタイルにカットされたダイヤモンドをお求めになれば、きらめきを得られるでしょう。 プリンセス、ラディアント、オーバル、ペア、ハート、マーキスなどです。
3. カットの品質に注目してください。 ダイヤモンドのきらめきを判断する際に迷ったら、標準的なラウンドブリリアントのための別の解決策があります。 GIAダイヤモンドグレーディングレポートはきらめきのあるダイヤモンドを探す際にとても有用です。 GIAはラウンドブリリアントダイヤモンドのカットグレードを5段階で発行します:エクセレント、ベリーグッド、グッド、フェア、プア。
カットグレードがエクセレントのダイヤモンドは非常に明るいです。 明暗のパターンが均一でコントラストが良いため、反射がシャープにバランスよく現れます。 カッターが原石から石をできる限り良い状態で作りだしたことを意味します。
ベリーグッドのカットグレードは、ダイヤモンドの輝きのある部分がクラウン全体に均一に見られ、光が乱れた部分がほとんどないことを意味します。
カットグレードがグッドのダイヤモンドはそれほど明るくなく、反射もそれほどはっきりせず、ダイヤモンドに暗がりやくすみがあります。
カットグレードがプアのダイヤモンドは暗がりやくすみのエリアがずっと顕著です。 選択できるのならば、ほとんどの方がベリーグッドかエクセレントのグレードのダイヤモンドのどちらかを選ぶでしょう。
GIAがダイヤモンドをグレーディングする方法についての詳細は、こちらもご覧ください。
ダイヤモンドのきらめきを最大にする – 何がよくて、何が悪いのか
ダイヤモンドの婚約指輪を購入する時、価格に見合うだけの見栄えがあるものをお探しですか。最高にきらめくダイヤモンドを手に入れる秘訣があります。
1. 大きいことが必ずしも良いとは限りません。 ダイヤモンドが大きいほど、きらめきもあると考えるかもしれません。 しかし実際には、プロポーション、カラー、クラリティが同じダイヤモンドは、サイズに関わらず、同じだけのきらめきがあります。 視覚的には、劇的に大きさが異なる2つのダイヤモンドを比べたら、違いを感じるかもしれません。 例えば、0.25ctのダイヤモンドは、横に置いた1.00ctのダイヤモンドよりもきらめきが少なく見えることがあるでしょう。 しかしダイヤモンドを選ぶ際には、かなり限られた範囲でダイヤモンドを選ぶのが一般的だと思います。ですからダイヤモンドサイズの小さな違いはきらめきの感じ方に影響を全く与えないと言って良いでしょう。 繰り返しますが、これはダイヤモンドのカットの品質を比べて同じである場合を仮定しています。
2. カラーとクラリティが良いダイヤモンドを選びましょう。 研究者によると、DからZまでの色範囲の低い方のグレードのダイヤモンドは輝きが減退するとわかっています。 同じくクラリティについても、SI2やIのグレードのダイヤモンドではファイアーの現れ方が少なくなります。 どちらも、ダイヤモンドのきらめきが減少します。
3. ダイヤモンドが多ければ、きらめきも多い。 明らかにそうです! ダイヤモンドが多ければ、大きくとも小さくとも、婚約指輪にきらめきが増します。 これはダイヤモンドのサイドストーンや、パヴェセッティングがこれほどまでに人気がある理由のひとつです。
4. 正しいセッティングを選択する。 視覚的に大きなものを探しているならば、光がダイヤモンドの中に入るという点で、ダイヤモンドの上部の表面を少し覆ってしまうベゼルセッティング(覆輪留め)よりもプロングセッティング(爪留め)の方が良いです。 様々なセッティングスタイルについての詳細は、こちらもご覧ください。
5. ダイヤモンドをきれいに保ちましょう。 これはおそらく最も重要(かつ、行いやすい)秘訣でしょう。 汚れているダイヤモンドはきらめきません。 ダイヤモンドは親油性のため、定期的にクリーニングすることが重要です。 ダイヤモンドをきれいに保つ方法はこちらでご覧ください。
最後になりますが、ダイヤモンドに与える愛情ほど婚約指輪にきらめきを与えるものはありません。 ですから心の声にしたがって、その瞬間を楽しめば、間違うことはありません。
ご購入される際に他にヘルプが必要でしたら、一般的な婚約指輪の用語集をご覧ください。 ジュエラーに要望や好みを伝える際に役立つでしょう。
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