スリーストーンの婚約指輪はクラシックなスタイルですが、メーガン マークル サセックス公爵夫人が身につけていることもあり、今や人気の選択肢になっています。この指輪のスタイルは何を象徴しているのでしょうか?最も適したダイヤモンドのシェイプは?以下のヒントをご覧になり、美しい一品を選びましょう。
この記事の内容は次のとおりです。
スリーストーンの婚約指輪の意味は?
きらめきが強いのは:ダイヤモンド ソリティア、それともスリーストーンの婚約指輪?
スリーストーンの婚約指輪にベストなダイヤモンドのシェイプは?
ダイヤモンドはスリーストーン婚約指輪で人気のサイドストーン
カラーストーンもスリーストーン婚約指輪のサイドストーンに
スリーストーン婚約指輪にベストなセッティング法は?
スリーストーンの婚約指輪の意味は?
スリーストーンの婚約指輪は大概、センターにダイヤモンドを1点、その両脇に接して同じサイズあるいは小さめの別の宝石がセットされています。スリーストーンの婚約指輪のスタイルは少なくとも17世紀までさかのぼり、また、富を意味します。スリーストーンが「過去、現在、未来」まで含めた愛を表現しているという人もいますし、「友情、愛、忠誠」、あるいは「母、父、子」を象徴するという人もいます。また、スリーストーンの婚約指輪が三位一体を表すと信じている人もいます。センターストーンにカラー宝石を使用したデザインもありますが、ここではセンターにダイヤモンドがあしらわれたスリーストーンの婚約指輪について取り上げます。
きらめきが強いのは:ダイヤモンド ソリティア、それともスリーストーンの婚約指輪?
カットはダイヤモンドの品質を表す4Cのひとつ(他の3つはカラー、クラリティ、カラット重量)で、ダイヤモンドのきらめきの度合いに影響する重要な要因です。ダイヤモンドの専門家はこのきらめきを「シンチレーション」と呼んでいます。GIAカットグレードではダイヤモンドのプロポーション、キューレットのサイズ、ガードルの厚さ、またファセット配置の対称性やファセットのポリッシュの品質を考慮します。ファセットは小さな鏡のようなものです。その大きさと配置は、光がダイヤモンドを通過して目に戻ってくる間にどのような動きをするかに影響を与えます。
GIAはラウンド ブリリアント ダイヤモンドのカットのみグレーディングを行います。他のダイヤモンドのシェイプにはカットグレードが与えられません。ラウンド ブリリアントに付けられるカットグレードの範囲は、エクセレントからプアまであります。ダイヤモンドのカットについて詳しく理解するには、GIAダイヤモンド カットグレード:知っておくべき6つのことをご覧ください。GIAダイヤモンド グレーディング レポートは、ラウンド ブリリアントのカットグレードを示し、比較するために必要な客観的情報を提供します。ダイヤモンドの裸石(ルース)の比較について詳しくは、GIAのブログをご覧ください。
ダイヤモンドが同じサイズと品質であると仮定すると、スリーストーン ダイヤモンドの婚約指輪はダイヤモンド ソリティアよりきらめきが多く見られるでしょう。しかし、異なるカットグレードのダイヤモンドを比較する場合や、ラウンド ブリリアント以外のダイヤモンドを比較する場合はどうでしょうか。あるいはスリーストーンと価格は同じでも大幅に大きいソリティアを手に入れることができるとしたらどうでしょうか。シェイプやカットグレード、サイズの異なるダイヤモンドを比較する際にきらめきを求めているのであれば、ソリティアとスリーストーンのリングを、店舗の明るい照明の下だけではなく、異なる照明環境の下で見てください。
スリーストーンの婚約指輪にベストなダイヤモンドのシェイプは?
ラウンド ブリリアントは最も人気の高いダイヤモンドのシェイプであるため、ラウンドブリリアントがセットされたスリーストーンの婚約指輪を数多く目にすることは驚くにあたりません。スリーストーンの婚約指輪でその他の人気のダイヤモンドのシェイプは、オーバルと、四角または長方形のプリンセスカットおよびクッションカットです。一個の大粒と二個の小さめのエメラルドカットの石があしらわれた婚約指輪は、均整のとれた洗練された外観を持ちます。このシェイプの対称性が、リングに品の良さとリズム感をもたらすのです。
また、異なるシェイプを合わせて使うこともできます。例えば、マーキス、オーバル、あるいはプリンセスカットのダイヤモンドの両脇にトリリアントカット ダイヤモンドを合わせると、センターストーンを形よく縁取れます。
ダイヤモンドはスリーストーン婚約指輪で人気のサイドストーン
スリーストーンの婚約指輪の多くは、2つの小さめのサイドストーンに両脇を守られた、ひと際目立つセンターダイヤモンドが特徴です。調和のとれた外観を作るために、ジュエリーデザイナーや製造者はしばしば、センターダイヤモンドのカラーグレードと同等、あるいはそれに近いグレードのサイドストーンを選択します。GIAはダイヤモンドのカラーを大きく5つのグループに分けています。
- カラーレス(D-F)/無色:最も希少、したがって価値が最も高い
- ニア カラーレス/ほぼ無色(G-J):訓練を受けたグレーダー以外はほとんど確認できない色味がある
- フェイント/かすかな色味(K-M):一般の人の目では確認するのが依然として困難な色味がある
- ベリーライト/非常に薄い色味(N-R):大きな石であれば一般の人の目にも確認できるわずかな色味がある
- ライト/薄い色味(S-Z):石の大きさに関わらず、色味を確認できる。ダイヤモンドはわずかにイエローやブラウンに見えるが、「ファンシー」カラー ダイヤモンドとして分類されるほど色が濃くない。
スリーストーンの婚約指輪を完成させるためにサイドストーンを探す時は、こちらの情報を使いましょう。ダイヤモンドのカラー:知っておくべき7つのことで、ダイヤモンドのカラーについて重要なことを学びましょう。
クラリティグレードも近いものでなければなりませんが、同一である必要はありません。ダイヤモンドのグレードがインクルーデッド(I1、I2、I3)でない限り、ほとんどのインクルージョンは肉眼では確認できないからです。詳しくは、ダイヤモンドのクラリティについて知っておくべき7つのことと、VVSのダイヤモンドとVSのダイヤモンド:ダイヤモンドのクラリティの差は?をご覧ください。
カラーストーンもスリーストーン婚約指輪のサイドストーンに
スリーストーンの婚約指輪にカラーで軽妙さを加えたいとお考えですか。ならば、ルビーあるいはサファイアをサイドストーンにご検討ください。どちらの宝石も、その美しさから珍重されています。またどちらもモーススケールの硬度で9のため耐久性があり、長年にわたり婚約指輪の選択肢となっています(これより硬いのはダイヤモンドのみ)。リングのセンターストーンとしてもカラーの宝石を使用できます。美しいルビーあるいはサファイアを選ぶためのヒントはこちらです。カラー宝石は他にも選択肢があります。購入ガイド:カラー宝石の婚約指輪でこれについてお伝えしています。
スリーストーン婚約指輪にベストなセッティング法は?
スリーストーンの婚約指輪にどのように石をセットするかを決めるのは、個人の好みと愛する方のライフスタイルの問題です。最も一般的な選択肢はプロング セッティング(爪留め)とベゼル セッティング(覆輪留め)です。
プロングは、通常は4本から6本一組の細い金属の支柱で、宝石をしっかりと固定するために使用されます。ベゼルは、薄く細長い金属片を宝石の縁の周囲に押し付けたりハンマーで打ち付けることで、宝石を固定します。プロングは、石の上に来る金属の量が最小限のため、ダイヤモンドをよく目立たせることができます。金属の使用量が少ないということは、ダイヤモンドの見える部分が多く、より楽しむことができるということです。その代償としては、プロングセッティングのダイヤモンドは、ベゼルセッティングよりもダメージを受けやすいという点です。ベゼルセッティングは石を保護するため、活動的な方や、アウトドアが好きな方には素晴らしい選択となります。
スリーストーンの婚約指輪は何世紀も人々を魅了しています。そして現在もとりわけ上品です。美しい一品を選んで、時代に縛られない婚約指輪を手にしましょう。
スリーストーンの婚約指輪は大人気です。そしてこれら他の7つのとても魅力的な婚約指輪スタイルも同様です。
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